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シリーズ「その名前、なんで売れてるの?」④ 『ミルクの束縛』って、何だと思う?

10月13日
読了時間: 5分



名前を聞いて、頭に浮かんだもの


最近、ネットでネーミングの話題を 調べていて、「ミルクの束縛」という 名前に出会いました。


今、住んでる沖縄では売っていないので、

現物を見たことはない商品です。


この名前、最初に聞いた時の感想は、

これでした。

「ミルクの束縛?面白いというか、

ザラッとした感覚の残る良い名前だな (職業病です)

束縛ってことは??? 生乳感たっぷりの牛乳?

または、ミルクテイスト品質に 超こだわりの強いアイスとか チーズとか周辺商品か?」

答えを渡す名前と、問いを渡す名前

このネーミング、 昨年の日本ネーミング大賞で

「ルーキー賞」を受賞しています。※1

命名した合田ピエール陽太郎氏 (面白法人カヤック)は、

GetNaviのインタビュー (2026年10月2日)※2で、

ネーミングには「答えを渡す名前」と

「問いを渡す名前」があると語っています。


その視点、面白いな、と思いました。


この説明を聞いて、 「おー、ミルクの束縛は、

確かに問いを渡してるなー。

さっき、どんな商品だろ? って考えたもんな」

みたいな。

問いは名前に、答えはパッケージの文字に

で、次に、Webで商品パッケージ 見た時の感想

「あ〜、コーヒー牛乳 (正式名は「ミルクコーヒー」)の

ネーミングだったのか〜、 やられた〜」でした。


何がやられたか?

ネーミングで興味を持ち、 中身を予想しました。

でも、コーヒーは全く 想定していませんでした。

ところが、商品の画像を見ると、

ぱっと見はコーヒー牛乳。

しかも、ネーミングには あえて入れていないのであろう

「こたえ」が、 パッケージにいっぱい書いてあります。

※パッケージは、 メーカー(古谷乳業)の

公式ページで見られます。


  


名前が果たした役割


この商品について、 株式会社カヤックは

次の成果を発表しています。※3

・発売:2023年10月に 千葉のファミマ限定で。

・2024年3月に関東甲信越へ。

・累計430万本、 SNS総インプレッション4,500万、

投稿1万6,000件超(2025年11月時点)

さらに合田氏はインタビューで、

・広告展開はゼロだったこと、

・ファミマ大賞2025で10位になったこと を話してます。


ただし、私が読んだ範囲では、 カヤックも合田氏も、

成功をネーミングだけの手柄とは 述べていません。

カヤックが商品の特徴として 挙げているのは、次の点

・生乳75%で、原材料は生乳・ コーヒー・砂糖だけ

・パッケージ全面の文字

・ファミマ限定の売り方

また、一般的なミルクコーヒーより 価格が高く、賞味期限が短いにも かかわらず好調だった、と

会社発表では書かれています。

(2024年3月のリリース)。


ネーミングは、単体で価値や効果を

発揮するものではありません。


商品+ネーミング+パッケージ +プレゼンテーション、

この組み合わせが大事です。


そのうえで、この商品については、

広告で伝える機会がないなら、

まず店頭で目立つしかない、と

合田氏は考えていたそうです。


広告を使わなかったので、

名前とパッケージが、お客との接点の

ほぼすべてだった、と言えます。


そう考えると、この商品の成功では、

名前とパッケージの力がかなりの部分を

占めている、と私は受け止めています。



あなたの商品名は?


せっかくなので、自社の商品も、

このフレームワークで考えてみました。

超実践 販売戦略道場

(月に2回、 3時間×6か月のマーケセミナー)

名前だけで、何を学ぶ場かが分かる。

→ 答えを渡す側


逆襲LAB(オンラインサロン)

名前だけでは、 何が得られるのか分からない。

→ 問いを渡す側


反対側に持っていくと、こうなります。


道場 → マーケ侍

LAB → 逆襲マーケサロン

マーケ侍は「マーケティングの何か」は

伝わります。

でも「侍って、何をするの?」という

モヤモヤした疑問が残る。

だから「問い」側です。

逆襲マーケサロンは、

逆襲のマーケター山内 東による、

マーケティングを学ぶ オンラインサロン、と

読み解けます。ほぼ、答え側です。

どちらが良い、という話ではありません。

広告をたくさん打てる商品は 「答え」が強く、

広告が打てない商品は 「問い」で話題を作る。

売り方によって、向き不向きがあります。


あなたの商品やサービスの名前は、

どちらの側ですか?


名前を見て、中身が分かりますか?


分かる → 答えを渡す側です。

その分かりやすさを、

広告や売り場で活かせていますか?


分からない → 問いを渡す側です。

実際に使ってみた感覚は、

名前の印象とズレていませんか?

ズレていなければ、

お客が語りたくなる材料になります。



出典



シリーズ「その名前、なんで売れてるの?」の、ほかの記事

 


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